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人の役に立つということを考えさせられる、マーク・ロマネク監督「わたしを離さないで」

人の役に立つということを考えさせられる、マーク・ロマネク監督「わたしを離さないで」

  • 映画

掲載日: 2018年09月20日

原作は、同名のカズオ・イシグロの名作です。

冒頭でのテロップ、 
1952年、不治とされていた病気の治療が可能となり
1967年、人類の平均寿命は100歳を超えた
でもわかるように、現実の世界とは微妙に異なる世界を描いた「改変世界」での物語です。

本作品で描く世界では、臓器提供をするという目的のため「クローン」が造られていて、それゆえ「不治とされていた病気の治療が可能」となったわけです。

臓器提供をするために生まれてきた3人の若者を通して
生きるうえで何が大切かが、問われています。

笑うこと。 泣くこと。
誰かを好きになること。想い出を作ること。
今この時の「想い」を大切にすること。
そして…安らかに死んで行くこと。

クローンを演じるアンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイは、
どことなく病的な容貌をしているので、まさにはまり役です(^_^;)
もう、観ていて痛々しいことこの上ない・・・(~_~;)

死を目前にした、キャリー・マリガンのセリフがとても重いです。
曰く・・・
私たちと臓器提供される人たちに、違いがあるとは思わない。
私たちが死を約束されているように、彼らも死を約束されている

小説版「私を離さないで」についての記事もあります。
こちらのリンクからどうぞ。
https://honkomyu.com/contents/kazuo2018oct10/

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