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ウォルター・ヒル監督「ストリート・オブ・ファイヤー」は、冒頭一秒目からカッコいい。

ウォルター・ヒル監督「ストリート・オブ・ファイヤー」は、冒頭一秒目からカッコいい。

  • 映画

掲載日: 2011年02月10日

少年漫画のヒーローって、だいたいが、悪ガキ丸出し、
あるいは、ワイルド丸出し。

その点、少女漫画に登場するヒーローになる人物って、
ちょっと、優しげな容姿で、背もすらりと高く、ヒロインをかっこ良く守る。

マイケル・パレ扮する、この映画の主人公、
まるで、少女漫画から抜け出てきたようなかっこよさ。

前髪さらりとなびかせて、ぶっきらぼうで、さりげない。
なかなかお目にかかれません。
実写で少女漫画そのまんまは。

物語は、架空の都市の架空の時代での出来事。
ロックンロールの寓話」と副題であるように、
80年代の雰囲気が画面には溢れんばかりに漂っています。

現実感は、全くと言っていいほど、無い。
ダイアン・レイン扮する、カリスマ歌姫が、ステージで演奏中に、悪の一味にさらわれてしまい(←設定が、また、マンガチック)、マイケル・パレが救い出すって言う、何とも単純なお話。

ではありますが、
隅々まで、ウォルターヒル監督の職人技が、行き届いていて、安定感がすごい。
意図的に「作り物っぽく」作り込まれた画面。
レトロな映画のように、ワイプで切り替わる、場面転換。
それに、桃太郎の従者のように、マイケル・パレと一緒に、ダイアン・レインを救いにいく脇役の面々。

特筆すべきは、冒頭にダイアン・レインがステージで歌うシーン。
この映画は、冒頭一秒目からカッコいいです。
バンドメンバーのパフォーマンスが鳥肌もののかっこよさよ。

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