オンライン読書会のコミュニティ「本コミュ読書会」
読書会情報はコチラ

オンライン読書会のコミュニティ「本コミュ読書会」

宮沢賢治著「雨ニモマケズ」を、誰もが知っているのには理由があります。

宮沢賢治著「雨ニモマケズ」を、誰もが知っているのには理由があります。

掲載日: 2020年06月26日

日本人にとっては、馴染み深い、有名な「詩」。
それは、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」

そこに描かれているものは何か・・・。
岩手県の大きな質屋で育った宮沢賢治は
貧しい暮らしをしている学校の友人や、近隣の人々に対してどんな思いでいたのでしょうか。

そのことに思いをはせて、この詩を読むと
宮沢賢治がこの詩を書いた理由がわかるような気がします。

なぜ、この詩は心を打つのでしょう。
理由があります。

この「詩」は、そもそも、出版を想定されて書かれたものではありません。
売ろうとして書いたわけではなく
ただ、自分の心情を赤裸々に描いただけのもの。
独白としてしたためたメモにすぎないものでした。

だから、そこに描かれているものは「本物」の風景。
真実が描かれているからこそ、人々は涙を流すのでしょう。

では、なぜ、この作品が有名になったのでしょう。
ここにも理由があります。

戦前は、軍部に利用され、耐え忍ぶことへのプロパガンダになり
日本全土に流布されました。
戦後は、GHQに利用され、貧しいことを良しとするプロパガンダになり、
全国の教科書に記載されました。

かくして、
全国民の脳裏に刻まれることとなったわけです。

SNSでシェアして下さい!

現在募集中の読書会イベント

YouTubeチャンネル

本コミュ読書会のYouTubeチャンネルです。
文学作品の朗読動画を配信しています!

Vol.152. 朗読コンテンツ21-宮沢賢治 「雨ニモマケズ」

Vol.151. 朗読コンテンツ20-岡本綺堂「離魂病-その三」

Vol.150. 朗読コンテンツ19-岡本綺堂「離魂病-その二」

Vol.149. 朗読コンテンツ18-岡本綺堂「離魂病-その一」