この作品は、ダンテ・アリギエーリによる詩。
ダンテが心から愛していたベアトリーチェを賛美する詩です。

1274年に催された春の祭りで、当時9歳のダンテは、同い年の少女ベアトリーチェに出会います。
恋焦がれるダンテ。
だが、まだ恋をするには幼すぎる年齢です。

9年後、ダンテとベアトリーチェは、再会します。
がしかし、お互い挨拶を交わしただけで一言の会話も交わすことはありませんでした。

以前にも増して恋焦がれるようになるダンテ。
抱いた恋心を他者に知られることを良しとしないダンテは別の女性へアプローチをし、
その挙句、結婚してしまいます。

ベアトリーチェも別の男性と結婚し、お互いは別々な人生を歩み、
ベアトリーチェは24歳にして病死してしまいます。

彼女の死を知ったダンテは、自分の気持ちを正直に伝えなかったことで強い後悔の念に駆られ、
生涯をかけてベアトリーチェを詩の中に永遠の存在として賛美していくことを誓います。

かくして、ダンテはこの詩を天国に居るベアトリーチェへの言付けとして天使に託します。
天使はこの詩を携え、ベアトリーチェへに逢いに行くのです。

そんなこんなを
「朗読」と「文字アニメーション」で表現してみました。

アナタは、悔いのない人生を送っていますか？