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ウィレム・デフォーの優しさが泣ける、ショーン・ベイカー監督「フロリダ・プロジェクト」

ウィレム・デフォーの優しさが泣ける、ショーン・ベイカー監督「フロリダ・プロジェクト」

  • 映画

掲載日: 2019年10月09日

主人公は、6歳の女の子ムーニー。
フロリダのウォルト・ディズニー・ワールドのすぐそばにあるモーテルで母親と暮らしています。

ムーニーの毎日は、とても楽しいものです。
なにしろ、近所に住む同年代の友だちとめちゃくちゃ楽しく遊んでいますから。

食べきれないほどのパンをもらったり、
近所の空き地を探検したり、
おもちゃに囲まれてお風呂で一晩中遊んだり。

タイトルの「フロリダ・プロジェクト」とは、ディズニー・ワールドのオープン前の名称。
そしてまた、「プロジェクト」とは、貧困層に向けて作られた公営住宅のことも意味しています。

お話が進むにつれ、ムーニーの置かれている状況が次第にわかってきます。

何も知らない子供の目線から見ると楽しい遊びだったものが

実は、とても危険で、そして悲しいものであることが分かってきます。
なぜ、食べきれないほどのパンをもらえるのか。
いつも遊んでいる近所の空き家とはいったい何なのか。
なぜ、お風呂で一晩中遊んでいるのか・・・。

危険と隣り合わせで暮らしている、この親子を
いかめしい顔つきの管理人(ウィレム・デフォー)が
つかず離れず守っている姿が、とてもいいです。

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