
ジョナサン・スウィフト「ガリバー旅行記」を 子供向けと思ったら大間違い・・・(;^_^A
- 海外文学
掲載日: 2021年06月04日
読書好きのアナタは「ガリバー旅行記」を、子供の頃に絵本で読んだことがあるハズ。
それは、ガリバーが小人の国に行って、無数の紐で浜辺で縛りつけられている挿絵の入った絵本ではないでしょうか。
宮殿に行って、軍艦を引っ張って・・・、といった子供向けのお話と思っていませんか?
実はそうではありません。「ガリバー旅行記」は、大人向けに書かれた作品。
当時のイギリスの政治や文明を風刺し、子供には読ませられないお色気エピソードも存在する18禁に近い作品です・・・(;^_^A
ロンドンで政治活動をしていた作者のJ・スウィフトは、支持していた政党が没落し生まれ故郷のアイルランドへ追放の憂き目にあいます。
そのため、当時のイギリス社会を痛烈に批判するため「ガリバー旅行記」を執筆したのです。
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医師であるガリバーは航海の旅に出るたびに、嵐に遭遇したり海賊に襲われたりして意図せずに見たことも聞いたこともない島にたどり着きます。
そこで体験した「不思議なことを語る」といった体で、当時のイギリス社会を風刺して描くというわけです。
ガリバーがたどり着いた島は全部で4つ。4編からなる構成です。
アナタが、子供の頃に読んだ絵本は、「ガリバー旅行記」の冒頭を描いたに過ぎません。
それだけではありません。
ここには、ジブリ作品の元ネタや、検索エンジンの「Yahoo」とは、そもそも何なのかが描かれています。
きっと、アナタはアッと驚くことでしょう。
果たして、その物語やいかに・・・。
というわけで、次の記事から詳しく解説していきましょう。
