ロバート・ケナー監督「フードインク」を見たアナタはアメリカ産の肉は食べられなくなることでしょう。
- 映画
掲載日: 2019年11月01日
この映画は、アメリカの食品事情の裏側を暴き出すドキュメンタリ映画。
先日の読書会で、ひょんなことから、この映画が話題に上ったので
じっくりと観直してみました。
ボクは、90年代の初め、ニューヨークに住んでいましたが
牛肉や鶏肉、豚肉がものすごく安いことにびっくりしました。
分厚いステーキ肉が数ドルで買えるし、
ケンタッキーフライドチキンなんて5ドルで食べ放題だった記憶があります。
なぜ、こんなに安くなるか・・・。
それは、この映画を観ると実によくわかります。
肉用牛を育てる仕事・・・を想像すると
緑の牧場で牛が草を食べていたり、
はたまた、牛舎で牛が並んでいる「牧歌的」な姿を思い描くのですが
アメリカでは、そんなのどかなものではありません。
地平線の彼方まで続いているかのような広大な柵の中に、
ぎっしり牛が入れられていて、しかも、そこには緑はありません。
つまり、牛は草を食べてはいないのです。
で、何を食べているかというと・・・。
そこいらのホラー映画なんかより、よほど恐ろしいことが、描かれています。