暴走する人類を救おうとする叡智あるロボットを描く「オートマタ」
- 映画
掲載日: 2017年10月10日
「オートマタ」は、2014年に制作された、スペイン・ブルガリアの合作映画。
世界観が秀逸なSF映画です。
舞台は、2040年。
地球は砂漠化が進行し、人口の99.7%が失われ、人類の総数が2100万人足らずになり
生存者は防御壁で守られた都市を作り暮らしています。
そんな過酷な環境で人類の手助けを行うヒューマノイドロボット「オートマタ」が創られます。
ここまで聞くと、SF映画慣れしている方は、「ロボットが暴走して、人類を脅かす存在になっていくんだろう」と予想するでしょう。
ところが、そんな展開にはならないのです。
全く逆で、モラルもなく破壊の限りをつくす人間と、自己修復し献身的に人間につくすヒューマノイドとの関係が、描かれていくのです。
オートマタの存在意義とは、なんなのかを考えさせられました。
フィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
にインスパイアされた作品というだけあって
なかなか深いのです(^_^;)
映像的には、リドリー・スコット監督のSF映画「ブレードランナー」の影響がたっぷり入ってます(^_^;)