手塚治虫・作「どろろ」1969年TVアニメ版は、完全に大人向け、しかも放送禁止レベルです。
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掲載日: 2018年12月28日
子供のころ、夕方5時くらいに再放送を観ていた記憶があります。
デジタル配信で、改めて観て、ビックリです。
この作品は、完全に大人向けの内容。
オープニングのクレジットは、まるで黒澤明の映画のクオリティ、
音楽は、富田勲による和楽器を駆使したシュールなもの、
ストーリーは、重くて暗くて陰惨極まりない・・・(;^_^A
時は、室町時代。
日本中が戦乱の渦に包まれている時代です。
体の48の部位を、48の鬼神によって、奪われた状態で生まれてきた百鬼丸。
つまり、「目」、「鼻」、「耳」、「手」などのあらゆる部位がないわけで・・・・(;^_^A
彼が、自分の体を取り戻していく道行きの物語。
この状況設定からして、怖ろしい(;^_^A
これが、子供向けの時間帯に放送されていたのです・・・(;^_^A
規制でがんじがらめの現在では、「絶対に」地上波では放送できない内容です。
ボクは、怖すぎて、怖すぎて、
でも、おっかなびっくり、ひたすら見ていた記憶があります。
天才・手塚治虫が紡ぎだす物語は、とてつもなく面白いのです(;^_^A