やたらと怖いジェニファー・ケント監督「ババドック」。それには理由があります。
- 映画
掲載日: 2018年06月06日
題名からして、不気味なんですが・・・(^_^;)
映画本編は、身の毛がよだつほど怖いです。
主人公は、仕事と子育ての両立で綱渡り的な生活をしているシングルマザー。
ある夜のこと。
4歳の息子が、読んでほしいと言って絵本を持ってきます。
その絵本は、買った覚えのない絵本。
ババドックという魔物が出てくる飛び出す絵本です。
あまりにも不気味な絵本なので、捨ててしまいます。
でも、いつの間にか本棚に戻っているのです。
何度捨てても、戻ってきます・・・。
心の底から怖くなる映画と怖くない映画の違い。
それは、実際に起こりうる出来事が根底にあるかどうかにかかっています。
ジェイソンが出てきても、貞子が出てきても、
あり得ない話なんで怖くもなんともないです。
むしろ笑ってしまいます(^_^;)
この映画の根底にあるテーマは、実際に起こりうる恐ろしい状況。
子供を1人で育てていかなきゃならないことになってしまい、
でも、仕事と子育ての両立ができなくなって行き、
どんどん追いつめられていき、ノイローゼのようになってしまい、
愛するわが子を憎むようになってしまう・・・。
こんな地獄のような状況が骨子にあるので
絵空事とは思えなくなってしまい強烈に感情移入してしまうのです。
強烈ですので、子育て中の方は観てはイケません(;^_^A。
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