あなたにも訪れるハズ。世界一の幸せ者になる瞬間。

掲載日：2024年01月24日

幸せになること。
実を言うと、それはとっても簡単なことです。
幸せはいろんなところに転がっています。
それに気が付きさえすればいいのです。
でも、意識していないと、気づかない。
そして、気づかないまま「幸せ」は通り過ぎてしまいます。
とくに「本物の幸せ」は。

では、どんな時に「本物の幸せ」は訪れるのでしょうか。

ボクにとっての、「幸せなひととき」
そこに思いを馳せてみましょう・・・、

幸せ、その1

平日の朝。
あれ？なんだか熱がある。
あー、頭がふらつく。
今日は、格別急ぐ仕事もないし、ひさしぶりに会社休んじゃおう。
大義名分ができて、罪悪寒もなし。
心ゆくまで、布団の中で過ごすひととき。

ふむふむ、これはシアワセ・・・。
が、最高に幸せかって言われると、そうじゃないなぁ。

幸せ、その2

家族で、海外旅行。
いよいよ出発の前夜。
荷造りも終わり、明日のことをあーでもない、こーでもないってしゃべっている時間。

これはいい。
確かにシアワセな時間。
・・・だけど、もっと幸せな時間があった気がする。

幸せ、その3

土曜の夕方。
オネーチャンとふたりっきりでお酒を飲みにいく。
で、恋バナでもして、過ごすひととき。

おー、これは、ものすごくシアワセな時間。

で、気がつくと、終電の時間過ぎてたりして。
むむむ、最高にシアワセ、・・・のような気がする・・・。

う～ん。
でも、まだまだ。
ボクには、もっと幸せな時間があったハズ。

幸せ、その4

土曜の早朝。
お弁当を作って、子供と一緒におでかけ。
川沿いのサイクリングロードをひた走る。
ボクの前には、一生懸命ペダルをこぐ姿。

子供が幼稚園の頃は、小さい足が危なっかしい。
ハラハラしながら見ていた。

小学校になってからは、もう危なっかしくはない。
今度は、追いつくのが大変。
大きくなったなぁ。

中学校になった。
野球部に入って部活に熱中。
月に一回イケルかどうか。
うーん、アイツとの貴重な時間になってきた。

今は高校生。
今度の部活はバスケ。
もっと練習がハードになった。
もう、ボクの前を走る姿はなく、
アイツは、今頃、体育館で練習・・・。

大学生になったら、どうなるんだろう？

と、そんな矢先。

アイツがこんなことを、言った。
「サイクリング行く？」

ひさしぶりに見る、アイツの後ろ姿。
幼稚園の頃の小さな危なっかしい後ろ姿が、重なった。

あっ、これだ！

ボクにとっての最高の幸せ。

それは、過ぎ去った過去が戻ってきたとき。
たとえば、
年老いて料理ができなくなっていた父が、現役の板前だった頃のように台所に立って料理をしたとき。
大学の頃、よく聞いていた音楽が偶然ラジオから流れてきて、デートの思い出がよみがえってきたとき。

それらは類い稀なるノスタルジーな時間。
そんな時間に巡り会った時こそ、極上の「幸せな」をボクは感じます。

海外旅行に行くことより、
オネーチャンと飲みにいくことより、
ジーンとくる、この瞬間。
こんなとこにも、最高にスゴイ幸せが転がっているのです・・・。