ジョナサン・スウィフト「ガリバー旅行記 第三篇」を読むと、今の日本が垣間見えてきます(;^_^A
- 海外文学
掲載日: 2021年06月08日
ラピュータでガリバーは降霊術を使う種族に出会います。
族長は死者を呼び出すことができるのです。
そこでガリバーは歴史上の偉人たちと対話をすることになります。
アレキサンダー大王、カルタゴの将軍ハンニバル、
カエサルにブルータス、
ホメロス、アリストテレス・・・。
偉人たちとの対話でガリバーが
学んだことや如何に・・・。
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さらに、ガリバーは死なない人々がいる国に行きます。
そして、こう思います。
「なんと幸福な人々だろう。
死という人間本来の不幸や恐怖から解放されているなんて」
果たして、そうなのでしょうか?
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死なない人々は八十歳になると
責任のある地位や
利益の出る仕事に就くことはできなくなります。
財産もすべて、相続人に引き継がれ
わずかな手当だけで生活を送ることを余儀なくされます。
なぜ、そんなことをしなければいけないのか。
ここには、重大な理由があるようです。
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人は
老いるに従い知恵がつき強欲になるのは自然の理。
ほっておくと不死の人々は
政治権力を一手に握って
国全体を自分の財産としようとするのです。
これ、
今の日本の姿?のような気がしますが・・・(;^_^A